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  チョウトンボを見に行く

 ひるぜん高原にある池でチョウトンボやハッチョウトンボが生息するところがあり、毎年夏に1、2度訪れる。 今年も Ms.S と出かけた。背高く生い茂った夏草を掻き分けて池端まで近づいてみると、ひらひらと多数のチョウトンボが舞っていた。

 チョウトンボは、体長約35mm、開帳約70mmの中型のトンボである。 大きな後翅を持っていてひらひらと舞うように飛ぶので、チョウトンボの名が付いたらしい。 前翅の先端部付近を除く翅全体が濃い藍色をしていて、飛ぶと光線の当たり具合でメタリックな虹色の輝きを見せる。 前翅先端部が透明なので、飛んでいると前翅が欠けているように見える。 この先端部の透明部分の着色パターンには個体差があるようで、個体によっては最先端部が藍色になっているものもある。

チョウトンボ

 この池ではもう少し早い時期に、ハッチョウトンボを見ることができる。 ハッチョウトンボは体長わずか18mmくらい、開帳30mmくらいの日本最小のトンボである。 この小さなトンボは低い草の上にとまっていることが多く見つけ難い。 飛んでいても小さいので始めて見る人は、トンボだとは思わないことが多い。

 意外に警戒心が薄く、かなり近くまで近づくことができる。 良く見るととまっている時は尾部を高々と上げほぼ倒立状態でいる。 目は正面をしっかり見据え尾を高々と掲げた姿は、小さな体を目一杯大きく見せようとでもしているようで可愛い。

ハッチョウトンボ♂

 池の水草の間を細い黄色の爪楊枝状のトンボが飛んでいる。 キイトトンボだ。 体長40mmくらい、開帳50mmくらいのイトトンボだが、飛び方に特徴がある。 直線的に「ツッ。ツッ。」と飛ぶのだ。

キイトトンボ

 ひるぜん高原も観光開発が盛んで年々自然の景観が失われてゆく。 それに伴って野生生物の数も減少しているように思う。 多様な生物が生息できる環境が人という生物が快適に生きてゆくためにも必要な環境であることを理解しなければいけない。

ミヤマアカネ

ミヤマカワトンボ

ノシメトンボ

ミヤマアカネ

オオシオカラトンボ

オニヤンマ

 ('08.08.01)

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