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 ニュージーランド北島2500キロドライブ−1
Kiaora Aotearoa

 =お流れになったロングステイ計画=

オークランドのランドマーク スカイタワー

スカイラウンジ

 海外旅行をするたびに思うのは、その国やその地に暮らす人々についてある程度の判断をするには、最低でも一年間はその地に暮らしてみないといけないのではないかということだった。 その地の自然は四季の移り変わりに連れその姿を変えるはずであるし、それに合わせて人々の生活も変化しているはずだからだ。

 私たちはこれまで世界中の多くの国々を訪れているが、さて一年間暮らしてみるとすると、どの国が良いかということをパートナーのMs.S と話し合ったときに、二人の意見が一致したのは8年前に2週間ほどかけてアドベンチャーツアーをしたニュージーランドだった。

 今年はそのニュージーランドで二人でロングステイをしようと考えていたら、ある日 Ms.S が、「これまではいつも二人で出かけていて、自分の会話力や対応力を試す機会が無かったので、一度一人だけで海外滞在をしてみたい。」という。 一人だけでの海外滞在経験はきっと彼女に大きな成果をもたらすに違いないと考えたので、二つ返事でOKを出し、私は今年はひるぜんの森での庭づくりに専念することにした。
 そのかわりに12月下旬から始まる彼女の夏休み期間に合わせて私も一ヶ月くらいニュージーランドへ出かけ、前回は十分に見て回れなかった北島を二人で一周することにした。

 ロングステイの企画として彼女が選んだのは、ハミルトンにあるワイカト大学の語学研修プログラムだった。 これは北島のハミルトンで8月末から来年の1月下旬までの約半年間現地のホストファミリーの家に滞在して、大学での語学研修を受けながら、ニュージーランドの人と自然についての理解を深めようという企画なので、「語学は他の国の人たちの考え方やライフスタイルをよりよく理解するための一つの手段」 と考える彼女にぴったりの企画かもしれない。

 =優雅なエスコートツアーのはずが一転セルフドライブツアーに=

 8月29日に関空で彼女の出発を見送ってから、私は再びひるぜん高原に戻って、庭づくりの傍ら私たちの北島ツアーの計画に着手した。
 できれば優雅な旅行をと、8年前に私たちをガイドしてくれたMs. Dianne にメールしてみると、私からの連絡を大変喜んでくれ、「高齢なので今はもう時々しかガイドしていないのだが、できればまた一緒にツアーをしたいので、ぜひ検討させて欲しい。」との良い返事をくれた。  彼女に任せておけば安心と思っていたら、9月初になって「日程がクリスマスホリデーに重なり、自分たちは家族と共に過ごしたいので、残念ながら今回はガイドとして一緒にツアーができない。 その代わりできるだけのアドバイスをさせて欲しい。」と言ってきた。

 そこでインターネットで検索して現地のアドベンチャーツアー会社数社へメールで2〜3週間くらいの日程で北島だけのエスコートツアーを組んでくれるよう依頼してみたが、こちらの希望に合う企画がでてこなかったので、最終的に私がインターネットを活用して、ホテル・ロッジ・モーテルなどの宿泊施設やいくつかの現地発ツアーそれにレンタカーを予約して、全旅程23日間の北島の自然とキウイ(ニュージーランドに住む人たちのこと)の暮らしと文化に触れるセルフドライブツアーの計画が出来上がった。 

 プランニングに際してのの問題点は、年末、年始をまたいだ日程なので、国内、海外ともピークシーズンで込み合っていて、料金も割高となっていたことだ。 航空料金については、割高料金が適用される12月22日から1月8日の間に発着しないことにして解決したが、一番困ったのは、ニュージーランドではクリスマスの25日は殆どの企業や商店が完全休業となることだ。 このことについては Ms.Dianne が「25日はレストランが休みなので、当日は自分たちで夕食の準備をしておくように」と教えてくれていたので、一般商店が休みであることは承知していたのだが、まさかレンタカー会社まで全社が休業とは思っていなかったので、これには少し慌てたが最終的にはAce Rental Cars というところが前日に車を空港の駐車場に準備してくれることになって事なきを得た。 

Day 1-2 (Dec.19-20, 2006)  Osaka - Auckland

 =真冬の日本から真夏のニュージーランドへ=

 パスポートと国際運転免許証を手に12月19日の早朝関空を発って、香港経由でオークランドへ到着したのは翌20日の早朝7時20分だった。 オークランドのその日の朝の気温は約21度 それほど高温ではないが、寒い日本からではさすがに暑い。

 出発から22時間、接続待ちを含めてほぼ一日かけて移動したので、少し寝不足気味で疲労感がある。
 ニュージーランドは特に固有種の保全に熱心なので、検疫が厳しい。 申告違反があると罰金がNZ$200が課せられる。 私の場合は新しいトレッキングシューズを持ち込んだので、その旨申告したら、検疫で確かに新品かと念を押されたが、結局開梱させられることなく通関できた。

 空港からは、スーパーシャトルバスというのが出ていて、NZ$26で市内のどこへでも送り届けてくれる。 ミニバンタイプの乗り合いタクシーのようなものだ。 もっともホテルだけでなく一般住宅まで送ってゆくので、ルートは長くやや時間が掛かる嫌いはあるが、タクシーや停車場の決まっているエアバスより目的地近くまで運んでくれるので、急がないときは便利である。 

 ホテルへ9時過ぎに着いたがもちろんまだチェックインには早すぎるので、とりあえず荷物を預けて、少し市内を歩くことにする。 オークランドには、一昨年の一月に世界一周の船旅の途中で短時間だったが立ち寄ったので、少し懐かしい感じで街並みを眺めた。 

 ホテルはシティーセンターにあるので、多くのスポットへ歩いてゆける。 明日船でティリティリマタンギ島へ行く予定なので、集合場所のピアー3(第3突堤)を確認しておこうと、フェリー乗り場へ向かった。 途中328mの高さを誇るスカイタワーが澄んだ青空の中にひときわ高く聳えていた。

 =キウイはバンジーが好き=

 ビルの谷間に工事中のクレーンかと思う支柱が2本あって、よく見るとこれが逆バンジーの支柱だった。 スカイタワーでもバンジージャンプをやっているが、キウイは本当にバンジージャンプが好きなようだ。
 起伏の激しいアルバート通りを20分も歩くと港へ出る。 すぐ先に昨年船が接岸したプリンセスハーバーが見え、そのときの記憶が一気に蘇った。 フェリーの案内所がいくつかあり、発着点がPier 1〜Pier 4まであって、私が明日島へ出かけるときに利用するPier 3(ここは3a〜3cまであった。)もすぐに確認できた。 海に接したその案内所の前では、観光客が写真を撮っていたりして、この日もインド系のカップルが写真を撮っていて、一昨年ここを歩いていて、やはりカップルにカメラのシャッターを切って欲しいと頼まれたのを思い出した。 

ビルの谷間にある逆バンジーの支柱 マリタイム博物館前のヨット

 オークランドには日本人の移住者も多く、街中にも「Sushi」や「Yakidori」(Yakitoriでないことに注意),「Sake」などの日本料理店を思わせる看板も多数見られるが、店構えから見て、まともな日本料理が出てくるとは思えない。 日本人以外の人たちを対象にした店と考えておいた方が無難だろう。 私たちは海外で食事をする際、基本的に好き嫌いは無いので、できるだけ現地料理を食べることにしている。 それが一番美味しくてしかも価格もリーズナブルだからだ。

 市内でよく見かけるベーカリーカフェで軽く昼食を摂ってホテルに戻り荷物を整理してから、ハミルトンに滞在中の Ms.S と日本にいる家族に、ホテルのアクセスポイントを利用して「無事到着」のメールを入れた。 ここの利用料金は15分$3と割高だったので手早くメールを打ってから、朝の散歩のときにホテルの近くにネットカフェがあったのを思い出して、そちらへも行って料金を聞いてみると1時間$3ドルと割安だったので以後はここからゆっくりメールすることにした。 

 ('06.12.20)

 

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