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Mar_100.gif (122 バイト) クワの実とタヌキ

  庭のヤマボウシが真っ白な萼片をひろげ、徐々にピンクに染まってゆく頃、クワの大木の大量の実が黒く熟してくる。

色付き始めたヤマボウシ
黒く熟したクワの実

  6月下旬に四国に嫁いだ娘の Ms.R が孫を連れて遊びにやって来た。 今回は事前に注文があって、クワの実を採取してジャムをつくりたいというので、丁度採り頃の日を連絡して来てもらった。 クワの実は完熟すると自然に落果するので、熟れ頃を採ろうとするとちょっと手を触れただけでポロリと落ちてしまう。

 梅雨時で朝から小雨の降る中、中型のボウル半分ほど収穫して、さっそくジャム作りに取り掛かったら、約300グラムくらいの濃厚な味の「クワの実ジャム」ができあがり、さっそく朝食時にヨーグルトのトッピングにしてみんなでプチプチとした食感を味わった。

  食後庭を散策していると、クワの樹の下でなにやらごそごそ蠢いているものがいるので、近寄って見てみると、タヌキが地面に落ちたクワの実を一心不乱に食べている。 あまりにも夢中になって食べているので、私たちが5mくらいの距離まで近づいても、まったく動じる様子もなく食べ続けている。 

 クワの実はこの時期大量に実るので、タヌキをはじめとする小動物や野鳥の格好の餌となっているようだ。 

クワの実を食べに毎朝通ってくるタヌキ

  娘たちが「クワの実ジャムと」キャラブキにすると採ったフキを土産に戻っていった日の翌朝、庭を眺めていると木陰に設置したハンモックの辺りで草むらに頭を突っ込んでいるタヌキを見つけた。 サイズや毛並みから先日のタヌキと同じ個体だとわかる。 カメラを持って近づくが、こちらを全く気にする様子もなく夢中でクワの実を探して食べている。 頭を上げてくれないと良いカメラアングルにならないので、しばらくレンズを向けて待っていたが、5分ほど待ってやっと一瞬頭をあげてちらりとこちらを見た時のショットが上の写真だ。 野生のタヌキをこんなに間近でみるのは初めてだが、良く見ると小熊みたいでなかなか可愛い。

  私たちがひるぜん高原にやってきた10数年以前には、タヌキも頻繁に庭に現れていたが、最近では少し見かける頻度が減ったように思う。 高原の道路で車にはねられた死体を見ることも少なくなってきているので、やはり開発が進むに連れて野性動物たちの個体数が減少してきているのだろうか。

 地域の野生生物たちが安心して生活できる環境を維持してやることが、地域で暮らす私たちの責務だと思う。

ヤマザクラのサクランボ

 ('08.06.26)

 


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