ひるぜんエコガーデニング・プロジェクト
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「滝のある池をつくる」
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飛沫を上げて勢い良く水が流れ落ちる滝 |
昨シーズンの積雪は土地の古老も過去に経験したことがないと言うほどの豪雪で、私のログハウスの近辺でも150センチを越え、庭内の積雪も容易に融けず、4月に入ってようやく20センチを切ったので、ひるぜん高原へ戻ってきた。
豪雪の被害は甚大で、庭内の多くの樹木が倒れたり、枝が折れたりしていた。 倒れた樹木は、引き起こして支柱を添え、折れた太い枝は剪定するか、副木を当て自然治癒を待つ。 昨シーズンの台風で倒れた隣地の杉の大木を利用して、門柱を東と南の入り口に作る。 これがパワーショベルの初仕事となったが、穴の掘削や丸太の移送、埋設にパワーショベルが頼もしい力を発揮した。
-中古重機と仲良くなる-
この重機は年式からすると10年以上前のモデルで、操作レバーは破損し金属レバーがむき出しになっており、シートフレームは錆びて背もたれは破損して脱落しており、シートも傾いている。 しかし作動油やエンジンオイルを補充し、グリースアップをしてやると、エンジンは快調でアームやバケットの操作には全く問題はない。 と思っていたらすぐにエンジン回転が上がらなくなった。 点検すると燃料フィルターが何年も清掃・交換をしていなかったらしく、ヘドロで完全に詰まっていた。 交換パーツもないので、パーツを入手するまで取り敢えず洗浄だけして再組み付けした。 タンクの底部に溜まったヘドロを抜いておかないとまた詰まってしまうので、ドレーンコックを緩めて排出を試みたが、まったく出てこない。 燃料タンクの底部にかなり厚くヘドロが溜まっているようだ。 ドレーンプラグを取り外さないとタンクの汚れを取り除けないが、当面は燃料をできるだけ多めに保って、底部から吸い上げないように注意しながら使うことでトラブルの回避をした。
燃料フィルターやパイプの詰まりトラブルが解決すると、今度は走行中にシューが簡単に外れてしまうことがわかった。 マニュアルもなかったので、シューの取り付け要領がわからず、経験があるというひるぜん在住の友人N氏や毎週徳島からやってきて重機で別荘づくりをしているT氏に手伝ってもらって再取り付けしていたが、やがて片側のシューの一部が切れてしまい、修復不能となった。 要交換となったが、純正品は片側一本で26万円もするという。 中古品でもないかと、かつて遊びに来たことのある友人の友人に重機の販売会社に勤めている人がいたのを思い出して探してもらったところ、機種が古いため中古品はなかったが、シューの安価な社外品(純正品の半値以下)を手配してもらった。
シューの交換作業はシューの価格調査で訪れた販売店でもらった修理マニュアルによると、2人作業となっているが、いつも手伝ってもらうわけにも行かず、なんとか一人で交換作業ができないものかと、工夫してみた。 マニュアルの方法とは違うが、要は自転車のチェーンの交換と同じではないかと思って、チェーン交換の要領でやってみたら、小一時間で古いシューの取り外しと新品シューの取り付けができた。 またシューのテンションをマニュアルに従って調整したら、それ以降一度もシューのはずれが発生しなかったので、当初の設定がゆるかったようだ。 このあたりまでは悪戦苦闘という状況だったが、燃料系統のトラブル、シューの外れのトラブルが解消した後は大きなトラブルはなく、快調に作業を進めることができた。 中古重機も状態を良く知って仲良くなれば、結構使えるということである。
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造園作業に威力を発揮したミニパワーショベルPC30 |
- 4月中は周辺整備-
4月一杯は池掘削予定場所周辺の整備をして作業場所を確保すると同時に進入路や周辺部の地均しなどをしてパワーショベルの操作に慣れた。 また予定地周辺に現在植わっているカラマツ8本を既にカラマツが10数本植わっている西外周部へ移し、カラマツ林にする。 これらのカラマツはいずれも実生苗を見つけて7〜10年前に移植したしたものだが、樹高がすでに6〜10mくらいに成長している。 この時期樹高6mを越す樹木の移植は難しいが、パワーショベルで根周りの土をできるだけ付けた状態で大きく堀上げ、そのままバケットに乗せてあるいは植木移送用のソフトワイヤーで吊り上げて植え穴へ移送、植え込むという方法で無事完了した。
-ビニールホース製水準器を自製する-
池掘削予定地周辺の作業領域を確保してから、南北10m、東西30mのエリアを一辺5mの升目に仕切り、既存樹との位置関係、給排水管のルートを確認しながら、池の形状を白のスプレーペイントで落とし込んでゆく。 池周縁の数箇所に木杭を立て、水路の水位に合わせて、滝の入り口水位、池の標準水位をマーキングする。
レベル出しには、7mmΦ のビニールホースを32mばかり購入してきて、ホースはリールに巻き、両端に1mくらいの支柱を付け、水を入れて水準器としたが、径が細いため気温の高い時には水の膨張によりレベルが変化するので気温上昇時の使用の際は注意が必要だが、要領を飲み込めば極めて便利なツールで、遠く離れた場所間のレベル確認に大活躍した。
-連休明けから掘削開始-
池掘削予定地にかかる樹木や切り株を除去し、作業場所が確保できたので、連休明けの5月9日からいよいよ池の掘削にかかる。 農業用水路から水を引き、池の標準水位をオーバーフローした水を再び同水路へ戻すことにして、水路の取水部と排水部の落差をチェックしてみると、約80センチあった。 水路の水位は年間を通じてかなりの変化があるので、池の水位も変動せざるを得ないが、なるべく変動幅を小さくするため、排水レベルを渇水時の水路の排水部の水位+10センチに設定した。 この結果池の水取り入れ口に設ける予定の滝の落差は通常70センチ確保できることになった。
-農業用水路からの引き込みには要注意-
農業用水路からの引き込みについては、昨年すでに市の担当者(水利管理者)の了解をとってあったので、問題なく始められると考えていたが、隣家の老人が「老婆心ながら」と断った上で、「部落の区長の了解も取っておいた方が良い」と忠告してくれたので、市の担当者を通じて確認してもらった。 結果は「問題なし」ということだったが、農業用水路からの水の引き込みは水利権が絡むので、特に別荘族は近くを水が流れているからといって勝手に引き込んではいけない。
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池の配置計画図 |
-素掘りの池に水を溜められるか-
池は環境保全とともに水辺の動植物に自然な生息環境を提供するためセメントは一切使用せず素堀りにした。 現場は100年くらい前には河原であった場所であり、表土の下は大小の石がほとんどで透水性はきわめて高いと考えられるので、全体を掘ってしまう前に一度小規模の池を作って通水し漏水の程度を確認しておく必要がありそうに思えた。
そこで滝口から排水口まで掘り進み、小さな池をつくり通水テストをして、素掘りでも池に水をためることができることを確認してから掘り広げてゆくことにした。
まず排水管埋設用の穴を池の排水口から農業用水路の下流側へ水平に掘り、排水口と水路への出口部の石積をしてから、長さ4m、内径10cmのUV管7本、計28mを接続して埋め込んだ。 石だらけの元河原の地下に28mの配管を水平に埋め込むのは、かなり面倒な作業だったが、自製の水準器を活用して配管接続部のレベルを合わせ埋設した。
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排水口石組 |
同様に取水側の配管20mを埋設するが、水路側の取水口は渇水時水面に管の中心を合わせるので、水路の水を止めずに配管をするには、一工夫が必要となる。 先に池側の4本、16mを水平に埋設しておき、一方水路の取水口付近には土嚢を積んでできるだけ水が掘削溝に流れ込まないようにしてから最後の1本用の埋設溝を掘り進み、取水側をキャップでふさいだ最後のUV管を接続後、直ちに埋め戻して取水口付近の石積を組み直す。 このようにして水路の水を止めずに池に水を流入させることなく、取水用配管の埋設を完了した。
次いで滝石組に取り掛かる。 池を掘削時に出てきた大石の中から、滝石組みに使用する石を選定する。 主石は取水配管の端末部を受け、池の正面へ水を落とし込む部分なので、高さ、幅、奥行き、正面の表情、天端形状など考慮して選定しなければならない。 表面が細かい凹凸で覆われた比較的柔らかな石を見つけ、配管端末受け部は石材用チセルで整形して、レベル調整をした。 主石を両側から支える脇石には同種の石で似た形状のものを選定し、左右に高低差を付けて配置することにした。 流入口上部には平らな石を笠石として置いた。
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滝石組 |
滝石組に続いて、東側護岸石積をする。 池の水面変動を考慮すると、護岸石の池側端面高さは最低50cmは必要で、天端が比較的平らで高さ、奥行き50cm以上、横幅80cm以上を目安に隣接する石同士の接合面を合わせながら石を据えて行くが、多面形状の1トン前後の大石をパワーショベルのバケットに取り付けたワイヤー一本で吊り上げて狙った位置に配置するのは、一人作業では結構難しい。
4日間で小さな池が出来上がったので、取水口のキャップを外して、通水テストをしてみる。 滝口から水は勢い良く出てきたが、水がなかなか予定水位まで溜まらない。 点検すると護岸の数箇所で水がどんどん流出していることがわかった。 漏水はある程度予想していたので、漏出箇所にクロボク(火山灰)土を流し込んで様子を見る。 次第に水位が上昇してきて、排水口の高さまで達するようになったが、翌朝にはまた水位が下がってしまった。 水位の確保のためには漏水対策をさらにしっかりやることと、流入量を増加させることが必要である。
つまるところ素掘りの池の水位は流入量と漏水量の引き算の結果で決まるので、十分な流入量が確保できれば多少の漏水は無視できることになる。 そこで水路の水ができるだけ多く取水口へ流れ込むように、取り込み口を改修すると、池の水位は大きく上昇し排水口レベルを楽に超えるようになったので、通水テストを完了して池の拡張工事へ移った。

-ガーデニング・ダイエット-
自宅の庭の全面改修の時もそうだったが、連日庭仕事に励んでいると、自然に贅肉がとれスリムな体型に戻ってゆく。 今回も頻繁な重機の乗り降りや、大石の移動などで2週間も経つと冬場に増加していた体重が5キロ減り、体脂肪率も15〜16程度に落ちた。 ガーデニングはウエイトコントロールにも役立つのだ。 特に今回は一人で石組をやったので、大石にワイヤーを懸け、吊り上げて所定の位置へ降ろし、微調整を繰り返して沈めるまで、何度も重機の高い座席への乗り降りを繰り返すので、下手なステッパー顔負けの運動量だが、ダイエット運動だと思えばさほど苦にもならない。
池の掘削を進めてゆくと、掘り出した土砂や石があちこちに小山を築き始める。
時折作業を中断して石の中から護岸に使えそうなものをより分け、その他は築山予定地へ移動させる。 運搬用のトラックや台車がないので、これらの作業はすべて3トンのミニパワーショベルでやることになる。 効率は悪いが、人力でやることを考えれば楽なものだ。 護岸石積みも慣れない内は、日に4〜5個が精一杯だったが、慣れてくると効率の良い日には石の選定作業も含めて日に8〜10個くらいまでできるようになった。
大池の護岸は、池の内側に重機を乗り入れて東西の石積をした後、水深を調整しながら池底に石を敷いてゆくが、石積みの進行にあわせ乗り入れ用の傾斜路を徐々に後退させて行かねばならないので、根気の要る作業だった。
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流れのある大池。 後ろに見えるのは上蒜山 |
6月5日に流れのある大池の護岸の一段目が完了、小池の護岸石積に移る。 この頃になると、池づくりの目途もついて作業もはかどるようになった。
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ゆるやかな流れの小池 |
-当初プランを修正する-
実際につくってゆくと当初プランの修正箇所がいくつか出てきた。
一つは、南側護岸の方法である。 当初ここは石積ではなく芝地でと考えていたが、土地の傾斜、池の水位、水位の変動幅をチェックすると芝地の汀線は問題があると思えたので、全周を石積護岸にすることにした。 もう一点は、小池のサイズである。 護岸を進行させてゆきながら全体を眺めて見ると、当初設計の小池の長さがありすぎて、少し間延びする感じがしたことと、護岸用の大石が不足しそうになってきたことなどから、小池のサイズを当初計画より縮小することにした。
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| 小池のスイレン |
小池のアサザ |
6月10日には池全体の一段目の護岸石積が完了したので、滝口周辺の石積や東護岸の2段目3段目の石積をして池全体の護岸の仕上げをした。 東護岸は3段積みにし、土地の南傾斜との整合性をはかったが、この石積を池を巡る回廊にすると同時に腰掛けて休めるようにも配慮した。 これは築山をステージに見立てると、野外劇場の観客席となる。
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三段積みの東護岸 |
-池に水を張る-
6月13日には池の護岸石積がすべて完了したので、池に水を入れることにした。
給水用配管の水路側にしてあったキャップを取ると、大山、蒜山の雪解け水を集めた身を切るような清冽な水が滝口から勢い良くほとばしり出た。 滝から流れ落ちた水はたちまち池を満たし、オーバーフローした水はスムーズに排水口へと流れ出た。 池を掘り始めて約1ヶ月、素掘りの池が完成した瞬間だ。
滝のそばまで降りて行くと、飛沫とともにさわやかな涼風が頬にあたる。 滝の流れ落ちる音も耳に心地よい。

-築山を整形する-
池を掘削して出てきた殆ど石ばかりの土を盛り上げた山を均し、パワーショベルで押し固めて築山にする。 表土は約5センチ厚にマサ土を敷き、築山の上には東屋をつくる予定なので、とりあえず雑草抑えに芝の種を蒔いておく。 内部は殆ど石なので、排水性はきわめて高く、文字通りのロックガーデンが出来上がる。 斜面は自然勾配にして景石を5個配置した。 この斜面には主植栽としてサツキを群植する予定だが、秋にならないと根巻きものが出回らないので、まだ植栽できない。 裾周りや景石周りには、イカリソウ、ウツボグサ、ホタルブクロ、オカトラノオ、ワレモコウ、ノギラン、カワラナデシコ、スズラン、ダイセンオダマキ、シモツケソウ、アサギリソウ、シュウカイドウ、ニッコウキスゲ、オニユリ、ヤマジノホトトギス、ギボウシなどの山野草を植え込んだ。 また副植栽として、ユキヤナギ、ミツバツツジ、ウンリュウヤナギ、カワヤナギ、ヤハズススキ、ツリバナ、コマユミなどを植えた。
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築山の南斜面 |
滝口周りの植栽は、シダ類(ベニシダ、タマシダ、コタニワタリ)のほか、ショウジョウバカマ、ツルコケモモ、ハルユキノシタ、フウチソウ、トクサなどを植え、滝の上部にはニホンシャクナゲ、ジンチョウゲ、クロモジ、ダンコウバイ、コデマリなどを植え込んだ。
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滝口まわりの植栽 |
-池の最初の訪問者はオオサンショウウオ-
池に水を張って3日目の朝、大池の深みの岩陰にいるオオサンショウウオを発見した。 体長は30センチ以上もある。前夜が大雨だったので、夜の内に川から上がってきたようだ。
数年前から私の森に接する湯船川の淵に永年オオサンショウウオが棲んでいて、時々顔を見せていたので、どうやらそのオオサンショウウオらしい。
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川に居たときのオオサンショウウオ |
この池に水を張った直後のオオサンショウウオの来訪は、オオサンショウウオが池の完成祝いに駆けつけてくれたみたいでうれしかった。 もっともできたばかりの池にはまだオオサンショウウオの餌になるような生き物が全く居ないので、塩釜の養魚場まで一走りしてアマゴを数匹買ってきて池に入れたやったが、オオサンショウウオは数日滞在してまた川へ戻っていった。 少し時間が経って池に水中生物が増えてくれば、またやってきてくれることだろう。 夏の産卵期に今度はペアでやってきて棲みついてくれることを期待している。
-モミジの通り抜けをつくる-
池の東側の園路の両側には、カエデ科の仲間を集め秋には紅葉が楽しめるように、イロハモミジ、コハウチワカエデ、ウリハダカエデ、ヤマモミジ、イタヤカエデなどで通り抜けをつくった。 その南側にはやはり紅葉の美しい、ナツハゼやナナカマドを植えた。 東側護岸のカエデ類の株間にはムラサキシキブやシモツケ、サワフタギなどを植え、園路東側のカエデ類の樹木の南側にはスイカズラ科のオオデマリ、ヤブデマリ、オオカメノキ、ガマズミ、チョウジガマズミ、カンボク、オトコヨウゾメ、ハコネウツギ、タニウツギ、ツクバネウツギを植えたので、来春は白い花の競演(ハコネウツギは3色に変化する)が見られるだろう。
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モミジの通り抜け |
-色とりどりの花の咲く小池の植栽-
ゆるやかな流れの小池には、氷河期の逃げ残り植物といわれるミツガシワやヒメガマなど蒜山高原を代表する植物のほかに、キショウブ、ハナショウブ、スイレン、コウホネ、アサザ、ハス、ヒメカキツバタ、ギボウシ、トワダアシ、バイカモなどを植え込んだり、鉢に入れて沈めた。 池に接する湿地には、アヤメ、ヒメシャガ、ユウスゲ、イチハツ、サギソウ、レンゲツツジ、オオナルコユリなどを植えた。 初夏から夏にかけて紫や白、ピンク、それに黄色の花々が池の内外を彩ってくれることだろう。
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小池の植栽 |
-造園材料はすべて現場調達-
今回の造園のテーマはいくつかあるが、その一つは「材料の現場調達」である。 池の制作に当たって購入したものといえば、給排水用のUV管と植栽や築山の仕上げ用に使用したクロボク土とマサ土くらいなものだ。 護岸用の石や景石はすべて池の掘削で出てきたものを使用したし、植栽材料も一部の水生植物以外はすべて敷地内でこれまでに育ててきたものだ。 当然ながら地域自生種が殆どで、「地域自生植物だけで鑑賞にたえる庭をつくれるか」というテーマへの回答もだそうと考えている。
落葉期を過ぎないと移植できない樹高の樹木がまだかなりあるので、植栽は池周辺部の低木や草本が中心だが、池周縁の造園作業はほぼ予定通り完了した。 これから秋にかけては最終植栽のための植栽基盤つくりを進めてゆくことになる。

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フウチソウとツズレサセ |
-昆虫や小動物たちの評判や如何に-
池に水を張るとまず最初にやってくるのはミズスマシ。 ついでトンボが水面でタッチアンドゴーをするようになり、しばらくするとカワセミやセキレイがやってきた。 小魚さえ棲むようになれば、この池はカワセミの格好のレストランになるだろう。
夜になると川からホタルが飛来するようになった。 例年だと川岸まで見に行かねばならなかったホタルが今年からは向こうからやってくるようになった。 一・二年して水草がもう少し増え、カワニナが池に棲みつくようになれば、ホタルが池から飛び立つようになるだろう。
オオサンショウウオは例外としても、ヤマメやカジカなどの川魚はまもなく川から引き込まれた水路を経て流れ込んでくるだろうし、カジカガエルをはじめとするカエルたちもまもなくやってくる。 もちろんそれらのカエルを目当てに出没するヘビたちとのご対面も増えることだろう。
サギやカモの仲間などの水鳥が降りてくるのは、いつごろになるだろうか。
これからの池を中心としたエリアの生態系の移り変わりが楽しみだ。

('06.07.23)

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