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庭をつくる- 和庭編1

「和庭をつくる」

 9月初めにひるぜん高原での夏休みから戻って来て、残っていた和室前の10坪余りのスペースでの和庭づくりに入った。


「石を組む」

 当初のプランでは、景石は施工に人手や機械力が必要なので、使用しないつもりだったが、石材会社へ舗装用の石を見に出かけたときに、ボリュームの割りには軽量なくろぼく石(噴火石)を見つけたので、大中小のサイズと数量のみ指定して合計5個購入した。

改修前の和庭スペース(植物は仮植状態)

 5個の景石が入ったので当初計画の地模様は一旦ご破算にして、再度5つの岬を持つ地模様を考えた。 

 地模様に従って、ロックガーデンをつくったときに掘り出した土を利用して盛り土をし築山をつくる。 盛り土に際しては隣家との境界がある西側には90センチくらいの高さのブロック塀があり問題がなかったが、南側はフェンスで土留めがないので、ブロックを50センチ高さに積んだ。     南西角を最も高くし、離れるに連れ低くして、各岬には尾根線、築山には分水嶺に当たる崖線を決める。 手前の入り口は少し絞り、中には入り江をつくって奥行きを出す。

地模様と石組・樹組計画図

 石にサイズ順に1〜5の番号を付け、親石1とそれに似た形状でサイズの小さい4、5の3石で連山をつくる。 1と5の気勢を受けるように対岸に趣の異なる2を配し、気勢を合わせて左奥に3を配する。

 
親石1(右中央寄り)

 説明する分には簡単だが、設計に合わせて石の表情を眺め、5つの石をどこへどのような角度と深さで沈めるかを決めるのはなかなか難しい作業だ。 さらに大きい物は100キロを越すかと思われる石を一人で移動させ、狙ったとおりに埋め込む作業はもっと大変だ。 

 所定の場所まで移動させるのも一仕事だが、見せたい部分だけ地上に現れるようにするためには、地中の根の部分は三分の一以上にもなるので、根の部分の形状にあわせて、ものによっては50センチ近くも穴を掘って、しかもそこへ狙ったとおりに沈めなければいけないので、根の深さや面の向きを支柱杭を使って微調整しながら徐々に位置決めをしてゆく。 

 2の石(左手前)

4の石(右奥) 

 3の石(左奥)

 5の石(右手前) 

     ('04.10.12) 

 

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